それは湖に浮かぶ孤城である。
何もかもが沈黙に囲まれたそれは、
人々にとって幻のような存在であった。

ところが運命の歯車が回りだすのと共にその城は前兆もなく変貌を遂げる。
幻は突如刃へと姿を変え、人々を苦しみの淵へと追いやりはじめていた。


そしてその動きと共に運命の糸に手繰り寄せられた冒険者達は、闇の覆う巨大な孤城の奥深くへと入って行くのであった…

連作、賢者と神の第二作目です。
前作と比べて内容は一段と暗みを増し、内容も濃くなってなっています。
文章主体の作りとなっているので、賛否両論と分かれるところでしょうが、探索の要素も盛り込んであり、ＣＷの世界観に沿ったシナリオなので、対外の方には受け入れられると思っています。