全角「:R」を与えられたPCは、与えられた瞬間にカードが裏返り、リバース状態となる。リバース状態=不在状態と考えると良い。システムは、そのPCを「最初から居ない」ものとして扱うようになる。「:R」は時限消滅称号の一種なので、シナリオ終了時には剥奪される(=リバース状態から復帰する)。しかし、リバース状態のPCは時間経過されないので、この称号に点数を与える意味はない。
どんな処理でも"誰か一人"や"パーティ全員"が対象になると、システムはリバースPCを完全に無視する。メンバ選択分岐でも無視される。敵キャストがリバースPCを対象に選ぶこともない。ラウンド経過/エリア移動/時間経過コンテントによる時間の経過も受け付けない。
「称号付与」「称号破棄」「人数判断」に限っては、リバース状態でも"殆ど"完全な成果を上げる。パーティ全員が対象でも問題ない。ただし、"誰か一人"を対象にした場合は、候補から外される。
"誰か一人"を対象にした「称号所持判定」のみがリバース状態のPCを新たに選択できる。これ以外に方法は無い。同判定でも対象を"パーティ全員""誰か一人"にした場合は無効。他の判定で選択状態にすることは絶対にできない。
リバースPCを選択し、そのPCのみ(選択中)を対象とした処理ならば、殆どは正しく効果を発揮する。ただし、状態分岐判定では必ず「非生存」「行動不能」として扱われ、能力判定では必ず失敗する。
PC全員がリバース状態になり、そのままイベントツリーが終了すると、ゲームオーバーになる。エリア移動や戦闘開始コンテントで終了した場合もゲームオーバーである。それ以外のイベントが進行中のときは、ゲームオーバーにならない。(ツリー終了までにリバース状態を解除すれば問題ない)
※)実用の際は「:R」の付け替えだけにとどめた方が良い。色々と出来ることもあるが、わざわざリバース状態でやる必要もない。
※)敵キャストもリバース状態にすることができる。その影響はPCが受ける物と全く同じ。一度裏返した敵は選択状態にすることができない(カード所持判定に反応しない)。リバース時に死亡イベントが起きることも無い。敵全員がリバースまたは死亡状態になれば、戦闘に勝利したと処理される。