転げ落ちる悪魔 ( No.13 ) |
- 日時: 2015/04/01 20:34
- 名前: 小心者◆G8iNziK9Eg
- 塔を上る足音
円形の回廊に響き渡る 反響し重なる道を聞いて冒険者は 哀れな魔物の話を思い出した。
塔の最上階にある魔剣を目指して ア・バオア・クーと静かな攻防を繰り広げる話
ようは、登って行くうちにその存在を確かにしていく魔物による恐怖で引き返すか 最上階までいって魔剣を手にする代わりにヤバい奴と戦うかというシナリオ
なんでボツったかと言いますと 普通の冒険者なら深く考えずに上り切って あっさり倒してほぼノーリスクで魔剣を手にするのだろうな、と思ったのと 後ろに張り付かれる恐怖を表現してみたけれど無理でした。
肩に生暖かい風がふく 汗がべたりと張り付き、そこに魚を腐らせたような匂いがまとわりつく 背中をなめ回す視線、振り向いてはいけない… ……うん、無理だ、無理です。
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