支持しよう、私は既に作ってきた. ( No.25 ) |
- 日時: 2014/02/22 17:03
- 名前: 七篠権兵衛
- 参照: http://nanashino.s11.xrea.com/
- その発想は自分のオリジナリティのなさの、
己の持つオリジナリティに対する自信のなさの裏返しだ、だの オマージュとリスペクトばかりうpってるのに オリジナル作れと申すなど笑止千万とか言い出す人もいそうですが。 私は一定の評価をすると、申し上げたく存じます。 ギルドに「簡単に作れないの(某サイトより引用)」ばっかりうpってて 中の人まで簡単に理解されない存在になっていましたです、ナナシノゴンベエです。
著作物の取り扱いについていえば、 現行の著作権法をに照らして愚考する限り、 恐らく著作権者が公衆送信権あたりを放棄するか さもなくば再公開を望む方が、 この権利の行使であるアップロードについて 個別に許諾を取る必要がある、とみます。 たとひ禁酒法時代の末期がごとく不法の横行する現状であったとしても それでも法律は存在する以上、遵守せねばならないと個人的には考えますし、 白須 さんが\10メガまでの罰金とか10年以下の懲役とか そういう話で界隈から退場しうるというのは、 個人的には忍びないことだと思うところです。
しかして、この理論について。 連絡もつかなければ真っ当な入手手段も存在しない、 いわゆる絶版作品をないものねだりする、「クレクレ君」に対する処方箋としては この理論はそれなりに有効な「正論」だと思います。 頭ごなしに駄目と言い張るよりかはいくぶんかは建設的だと考えられます。 ほしいと思ったら作ってしまえというのはまったくの正論であって、 10年前の自分をして、シナリオギルドに 「自分自身の「こんなシナリオがあったらなぁ」から製作してみました。」 という一言を残しているくらいですから、 私は「作りましょう」という考え方を支持こそすれ、否定するなどとてもできません。 おそらくそれは、「武器屋モスクワ」に対する「銃コンビニ倶楽部」のような 作品作りを企図したものだと思います。
自分にとっては、「もう既にやってきた」ことでありますが 己が(順法の意識はあっても?)常識を逸脱せる狂人であるからこそ これは支持しうることなのかもしれません。 私にとっては再公開の交渉ごとがエディタに向き合うよりもしんどかったのですが、 ほかの方においては逆であるかもしれませんし、 オマージュやトリビュートとして製作者がどれだけ真剣に作ったとしても 原作の製作者から「盗作」と指弾されればプレイヤーからも「劣化コピー」と叩かれる そういうリスクは常にあります。 そうした問題に対する覚悟であったり、 批判を十分に押さえ込めるだけの製作能力や(あるいは政治力(?)) そういったスキルが製作する能力に上乗せされて必要になるのも 敷居が高い原因といえそうです。
個人的には、オマージュやトリビュートの問題は、 原作者以外の外野たる人間が(私を含めて)どこまで騒ごうとも、 あくまで総論はなく、 最終的には著作権者、原作の製作者の胸先三寸でのみ決定されるものだと思います。 外野にいる自分たちがさわぐことは勝手ですが、現下において、 問題の作品を告発し追訴するのは、あくまでも権利者の勝手なのだと愚考します。 私個人の見解として、こうした問題においては、 著作権の擁護がしばしば取りざたされる一方で、 わたしたちの創作活動の根底をなす表現の自由もまた重要であると、 僭越ながらも、愚考する次第であります。
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