「ダウンロードして解凍したわ。起動はどうすればいいの?」
「騎士がカードになっているアイコンの『CardWirth.exe』をクリックして『スタート』を選択するんだ」
「選んだけど…古ぼけた紙が表示されてるだけで何もないわ」
「うむ、まずはプレイヤーの操るキャラクターが集まる『冒険者の宿』を作るんだ。『新規』ボタンをクリックして適当な名前をつけるといい」
「新規…っと。これでいい?」
「『一攫千金亭』…まあ分かりやすくていいだろう。これで決定ボタンをクリックし、『宿帳を開く』から新規ボタンで冒険者を作るんだ」
「性別や年代は分かるけど…素質とか特性って言うのは何なの?」
「素質は『戦士タイプ』や『魔術師タイプ』などを選べるもので、特性は『上品』『粗野』などその冒険者の人となりを表すものだ。素質が得意分野、特性は性格と考えればいい」
「へえ…すごく自由にキャラクターを作ることができるのね」
「そうだ。『CardWirth』の大きな特徴が『キャラクターを極限までカスタマイズできる』であると言っても過言ではないだろう」
「普通のRPGだと、主人公は光の戦士とか勇者とか、あらかじめ決まってるものね」
「CardWirthなら、キャラクターの素質も性格も、仕事や冒険までも自分で選ぶことができる。もちろん画像も自分の気に入ったものを『Data』の『Face』フォルダに入れて使うことができる」
「ホント!?じゃあ私好みのカッコイイ若い男の人を入れたいんだけど」
「男性はMale、若者はYNGといったように性別や年代でフォルダが分かれている。この場合は『Male-YNG』フォルダを開いて、そこに好きなbmp画像を入れるといい。入れた画像が選べるようになっているはずだ。」
「ホントだ。若者男性のキャラとして作れるようになったわ」
「そうやって冒険者を作ったら『宿帳を見る』から冒険者を選んでパーティーを組むんだ。最初は人数が多いほうが楽だろうから、6人で組むことを勧めるぞ」
「うん…よし!6人パーティができたわ」
「次はシナリオをプレイしてみよう」